プロジェクトはなぜ生まれたの?

「みらいのはたけ」と聞いて、皆さんはどんなはたけを思い浮かべますか?

こちらでスタートした「みらいのはたけ」は、地球にも人にも優しい、新しい形の農業システムの構築を目指すプロジェクトです。

その仕組みは、耕作放棄地を畑として耕しなおし、その上に木製架台の太陽光発電用ソーラーパネルを設置して、畑の管理などに使う電力を自然エネルギーで賄おうというもの。

プロジェクトには、思いに賛同した各分野のプロフェッショナルたちがそろっています。

プロジェクトの発起人は、濱忠弘さん。約20年にわたり太陽光発電業界で働き、太陽光発電システムの販売などを通して、業界の変遷と現場をつぶさにみてきました。そんな彼は、心の奥に小さなモヤモヤを抱えていました。

「太陽光発電システムは地球にいいけれど、無機質なソーラーパネルが広がっていくと、日本の美しい山々や田園風景が損なわれてしまう…。太陽光発電を生かして、日本人が大切にしてきた農業や景観を守ることができないだろうか」(濱さん)

そんなある日、思わぬ出会いが訪れます。

釣り仲間だったボーダレス・ジャパン代表の田口一成さんが自然電力を普及させるために「ハチドリ電力」を立ち上げ、田口さんの紹介によって、関東にあるソーラーシェアリングの現場を見学することに。そこで、今まで見たことのない太陽光発電設備を目にした濱さんは、「これだ!」と閃いたのです。

2020年夏のことです。

市民エネルギーちば株式会社 本社駐車場にて

「DIYで作られた簡易な木製のカーポートがあり、その上にソーラーパネルが設置されているのを見てビックリしました。

一般的に、太陽光パネルを設置する架台はアルミや鉄などを加工して作られます。木製架台で太陽光発電システムを作るという手があるのかとハッとさせられて、国内はもちろん世界の事例を調べてみたものの、ほとんどありませんでした。太陽光発電事業は投資としてコスト重視という側面が強く、わざわざ強度が必要でメンテナンスも大変な木を使うという発想がなかったのかもしれません。

でも、農地の上に木製の太陽光発電システムをつければ、景観を損なわずに農業と発電を両立できる。まだ世の中にないからこそ、自分たちがやってみようと決意しました」(濱さん)

そう思い立った濱さんは、すぐに動き出しました。すると、熱い志を掲げた濱さんのもとに、さまざまなプロフェッショナルが続々と集まってきました。

次回は、プロジェクトに関わる素敵なメンバーをご紹介します。

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