木製架台と無人販売所の設置作業を行いました

地球にも人にも優しい、環境に配慮したシェアリングによる農業システムを目指す本プロジェクト。
今回は、誕生のきっかけとも言える「木製架台」への取り換え作業を行いました。

作業は3日間かけて行われました。小雨が降る中での作業となりましたが、座長の濱さん、木製架台をデザインした建築士の佐藤さんを始めとして、宮下さん、石川さん、長友さんなど、多くの関係者が立ち会いました。

今年、1月からアルミ架台を実証で設置。木製架台の設置を行ったのは、長友さんが運営する「株式会社友健」の社員の方々。アルミ時とは違い、木造にすることで風景に馴染むようになりました。
木製架台の設計に関して、建築士の佐藤さんは特に柱の部分にこだわったと言います。

「架台の柱を大きな1本の木ではなく、4本の細い木で組み立てるようデザインしました。構造計算によって強度の確認も行っています。また、木造の懸念点である『木が痛む』ことに関しては、防腐剤を塗るなど対応策を実験中です」(佐藤さん)

木製架台の設置後は、農作物を植栽。植えたのはきゅうり、唐辛子、なす、ピーマンなど、どれもこれから旬を迎える野菜たちです。太陽光発電用パネル設置により植物の成長にどの程度影響するかの実験もかねて、今回様々な種類の農作物を用意しています。

木製架台の設置の他に行われた、もう一つの重要な作業が「無人販売所の設置」。架台と同様、木造で作られておりシンプルなデザインとなっています。今後石川さんの運営する、「みらい畑」で生産された不揃いの野菜を販売する予定。無人販売所の横には手作りの小さな花壇も設置しました。

これらの設置により、数ヶ月前まで全く手入れされず鬱蒼としていた場所が一気に華やかに。今までは気にも止められていなかった場所に人が集まり輪ができることで、地域の人々の流れが今後大きく変わっていく予感がします。

当初の目標である木製架台・無人販売所の設置と農作物の栽培を達成したことで、大きな一歩を踏み出した「みらいのはたけプロジェクト」。今後の植物の成長が楽しみです。収穫の時期に合わせて、イベントの企画も行っています。

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